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幼児期前半(1〜3才) |
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もうすぐ満1歳ね。乳歯が生えそろってきて、かむことも上手になったでしょう? |
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上下おのおの4本の前歯がそろったので食べ物がかみ切れるようになったの。 |
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前歯がそろうと、もう哺乳びんは卒業ね。あごもどんどん発達して、ずいぶんと子どもらしい顔に変わったでしょうね。 |
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とにかく食欲が旺盛。自分でスプーンやフォークも持つけど、まだ手づかみ食べだもの。 |
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ママとしてはうれしい悲鳴、ってところね。1歳6カ月ごろになれば、手前の奥歯はぜんぶ生えそろって、歯は12本になるわね。この時期は大人のまねっこが大好きだから、「食べたら歯をみがこうね」と声をかけて、パパ・ママの歯みがきをよーく見せるといいわよ。 |
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ちょうどこの頃に、一歳半検診があるのね。「自分で磨きたい!」って気持ちにさせるのね。 |
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2歳を過ぎると、乳犬歯が前歯と奥歯の間から生えてきて、食べ物をかみ切る力がもっとアップするのよ。 |
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上下の歯が生えそろわないうちに、あせって大きすぎるものや固いものを与えると、かまずに丸飲みする習慣がつくから注意して。 |
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3歳ころには、上下あわせて20本の乳歯がそろうのよね。 |
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1歳から3歳の幼児期前半は、乳臼歯が生えそろうに伴って食生活が大きく変化するから、ムシ歯にかかるリスクも高いのよ。特に上の前歯はだ液による自浄作用が届きにくい場所。できれば毎食後、少なくても夜寝る前には必ず歯をみがく習慣づけをしてね。 |
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1歳から3歳の間は、乳児期についで大きく成長する時期ね。 |
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そうね。乳児期の終わりには、必要な栄養が固形食からとれるようになるし、水もコップから飲めるようになったわ。4本の前歯で食べ物をかみ切ったり、奥歯ですりつぶせるようになって、食品の種類もすごく広がった。 |
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この時期は、自力で食べる動きの練習を、しっかりさせることが大切よ。1歳半を過ぎて奥歯が生えれば、かみ合わせができるようになるの。この第一乳臼歯は面積が小さくて、すりつぶす力も弱いので、軟らかくて大きめの食べ物を与えてね。だ液と混ざっても軟らかくならない生野菜や蒲鉾などはまだ上手に処理できないのよ。 |
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乳犬歯が生えて、とりあえず上下合わせて16本の歯がそろうのが2歳過ぎね。 |
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この乳犬歯は、歯の先がとがっていて、薄切りの肉や鶏のささ身などもかみ切って食べられるの。ここからが本格的にかむ動作を鍛える時期よ。 |
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かむお手本を子どもにみせて、いっしょに食べましょう。よくかんで食べると、だ液の分泌が盛んになって、歯の質が丈夫になるし、食べ物の消化吸収にもいいの。その上、だ液には口の中をきれいにする効果があるから、ムシ歯予防にもなる。ゆっくりと食事を楽しむことがいちばん大切よ。 |
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