パパ・ママ・キッズ
歯育て講座
妊娠期(胎児)から、乳幼児、学童期の年代別に
歯の状態にあった歯みがきを先輩ママが伝授
幼児期前半(1~3才) #02 幼児期はむし歯のはじまり
むし歯の原因になるのはミュータンス菌っていう細菌なんだけど、もともとこどものお口の中にはミュータンス菌はいないらしいの。実は身近な大人からうつることが多いんだって。

例えば、離乳食を試食したスプーンや箸をそのまま洗わずにこどもに使わせたり、食べ物をママが口で噛み砕いてこどもに与えたりするときにうつるんだって。気をつけてあげてね。
こどもを寝かしつけるときに哺乳瓶にスポーツドリンク、乳酸菌飲料などを入れて飲ませていると、飲料の成分が歯に残って、乳歯の前歯が、溶けたようにボロボロになるの。これを「哺乳瓶むし歯」っていうんだけど、これも要注意ね。
歯が生える時に、歯肉と歯の間のすき間に食べカスなどが入り込んで、歯肉に炎症を起こして赤く腫れたりするトラブルが「萌出性歯肉炎(ほうしゅつせいしにくえん)」。これは歯が生えてくれば自然と治るみたい。