歯みがきグッズ
選び方・使い方
ハミガキ・ハブラシ・
歯間清掃用具・洗口液等の
選び方・使い方をご紹介
ハミガキ・ハブラシ ハブラシの選びかた
歯みがきの基本は1本1本の歯を丁寧にみがくことです。そのために、歯の大きさや歯並び、歯ぐきの健康状態に合ったハブラシを選ぶことが大切で、歯医者さんで、個人個人にあったハブラシや、効果的なブラッシング方法の指導を受けるのが理想的です。ここでは、これからハブラシを買いに行こうという方や、今まさに店頭でハブラシ選びに迷っているという方向けに、ハブラシのどの部分を見て、どう選べばよいか、その目安をご紹介します。
毛のかたさについて
毛のかたさには大きく分けて「ふつう」「やわらかめ」「かため」があります。
歯や歯ぐきが健康な方は、歯垢や食べカスをはじき出す毛の反発力が適度にある「ふつう」がおすすめです。歯ぐきが弱っているときや、歯肉炎で出血しやすいときには、歯肉への当たりがソフトな「やわらかめ」がおすすめです。
歯や歯ぐきが健康な方で手に力が入りにくい場合は、反発力の強い「かため」が適する場合もあります。ご自分の歯ぐきの状態に合うものを探してみてください。
毛先の細さ・加工について
歯や歯ぐきが健康な方は、普通の細さのものがおすすめです。
歯ぐきが弱っているときや、出血しやすいときは、「毛先が細いもの」や「毛先がやわらかく加工されたもの」がいいでしょう。「毛先が細いもの」は、歯と歯ぐきの間に潜む細菌をかき出しやすく、「毛先がやわらかく加工されたもの」は、歯ぐきを傷つけにくい利点があります。
また、歯の汚れを落としやすくするために毛先の形を様々に工夫したものもあります。毛のかたさや毛先の形の異なるものを組み合わせたタイプもあり、お悩みや用途に応じてご自分にあうものを探してみてください。
ヘッドの大きさについて （ブラシ部）
歯垢や食べカスをすみずみまで取り除けるよう、ハブラシが届きにくい奥歯のほうまで無理なく入るよう、小さめや薄めのヘッドがおすすめです。
一方で、ヘッドが大きいものや幅広のものは、効率的に短時間でみがける利点があります。時間があるとき、急いでいるときなどで使い分けてみるのも良いでしょう。
毛の長さのちがいについて（「平ら」と「凸凹あり」のちがいについて）
毛の長さを「平ら」にそろえたタイプと、毛の長さに変化をつけた「凹凸」タイプがあります。
「平らタイプ」は、歯面をみがきあげるのに適し、比較的多くの方に使いやすく、ハブラシのつま先、わき、かかとと呼ばれる部分（下図参照）を使って、歯と歯のすき間や歯と歯ぐきの境目もみがくことができます。
「凹凸タイプ」は、毛の長さに変化をつけることで、歯と歯のすき間や、歯と歯ぐきの境目、歯列の湾曲したところに毛先が届きやすいよう設計されています。みがき残しがき気になる方は、毛先のカットにも注目して選んでください。
ハンドル（持ち手）のかたちや
太さについて
ハンドル（持ち手部分）は、子どもや手に力の入りにくい高齢の方には、太めの方が持ちやすいです。ハブラシを小刻みに動かしやすいペングリップ（鉛筆握り）で持つ方には細めで鉛筆のような多角形のものが毛先の向きが安定し握りやすいです。ブラシ部（ヘッド）に近い部分（ネック）は細長くしたり、カーブさせたりすることで奥歯に届きやすくなるよう工夫がされているものもあります。ヘッドを薄くして口の奥に届きやすくしているタイプもあります。
ところで、実はハブラシでだけでは取りきれない汚れもあります。